映画『ピクセル』の紹介。
家電の取り付け業者のアダム・サンドラー演じるサム・ブレナーが、少年時代にふるったアーケードゲームの腕前を武器に地球を救う作品。
何だソレ…的な概要だけど、名作を数々送り出してきたクリス・コロンバス監督の作品が面白くないはずもなく、多くのゲーム要素や小ネタが散りばめられていて、1つ1つ気づくと楽しい。
ネタバレ多分にあるので、是非視聴を済ませてから以下振り返りで読んで頂けると嬉しいですー。
(しかしNERDという家電取り付け業者の屋号凄いね、オタクって…)
第1戦 ギャラガ
第1戦は急襲により未知の存在を認識するところから始まる。
何度もリメイクされているような気がするのでとても有名なゲームですね。
状況分析室、対策会議でザック・エフロンいじりや、ガンダルフやハリー・ポッターが同じ画面にいるのがギャラガの締めかな。
第2戦 アルカノイド
プロポーズするシーンがあり、その後ろでアルカノイドによるタージマハル?の襲撃が始まったのが面白い。
まるでプロポーズを妨害しているよう…。
ここでの気づきは、男性がプロポーズの際にスマホで流した音楽。
これはアダム・サンドラーとドリュー・バリモアが出演する『ウエディングシンガー』でも使われているので、関係があるのかも?
第3戦前にアーケードゲームの特訓をシールズへ行った際にサムが放った「サンキュー、ゾッド将軍」は、DCコミックスのスーパーマンに登場するヴィランのこと?!
映画『マン・オブ・スティール』に登場していた将軍だね。
第3戦 センチピード
ここから地球側の逆転劇がはじまった。
そのゲームに指定されたのがこのセンチピードだね。
1/6サイズのミニアーケード筐体を所持しているけど、よく映像化されていたんだよね。
キノコを撃つと消すことができる、ムカデを撃つと分離する、これらは当たり前で、キノコが連続して振ってくる様や蜘蛛のようなキャラクターの動きまで再現されていたのは良い演出。
そしてこのゲーム、実際に今やってみると難しいんですね。
トラックボールで自機を操作し、動ける範囲が下側1/4ほどしかない。
撮影環境が用意できたら下手な腕前を披露したい。
しかしこのゲーム、VRにすべきじゃないかな。すごく面白そう。
第4戦 パックマン
こちらも超有名な作品。
映画の中ではパックマンを操るのではなく、ゴーストを操作してパックマンを倒すという逆の試み。
岩谷 徹さんが生みの親として紹介されるけど、Netflixで配信中の『ハイスコア:ゲーム黄金時代』にも登場する。
※Netflixのほうは勿論、本人出演
なんとパックマンはピザを1ピース抜いたところから着想したそうな。(この豆知識を使う日が来るとは…)
パックマンと言えば、ドラマ『ノーコン・キッド ~ぼくらのゲーム史~』にも登場したよね。
こちらも過去のアーケードゲームやコンシューマーゲームを題材にしていて面白いので是非。
残念ながら現在(2020/9/21)はAmazon prime videoでは配信されていないようです。
Netflixでは配信中です。
ラドロー・レイモンソフ、自称『ワンダーキッド』がパックマンに勝利し、舞台で歌っていたのはこちら。
最終戦 ドンキーコング
最終戦は今も活躍するドンキーコング。
音楽もQueenのRock Youで王道の選曲という感じ。
この最終戦は街中にピクセルが溢れかえるため、どれだけ知っている作品を見つけられるかかな。
エンディング
劇場公開、それから字幕版、吹替版でエンディングが違うのが特徴の作品。
どちらも懐かしく、そして8bitを意識した音楽や映像なので、数年経った今でも楽しめる。