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Netflixオリジナルアニメ『オルタード・カーボン: リスリーブド』を観ましたので、今回はこちらを紹介したいと思います。
ジャンル
監督
- ミステリー・サスペンス
- 中島 丈
- 岡田義之
出演者
- 鈴木達央
- 山内健嗣
- 佐藤梨奈
- 山本兼平
- 朝井彩加
- 石井康嗣
- 中田譲治
あらすじSummary
※実写ドラマ『オルタード・カーボン』の世界をアニメとして作り上げた作品です
スタックと呼ばれる小さなデバイスに人間の意識を持たせ、スリーブと呼ばれる使い捨ての肉体を利用する世界。
水元組への潜入を試みるため、主人公タケシ・コヴァッチがスリーブを得るところからはじまる。
それと同時に少女が狙われる場に遭遇するが、彼女は潜入対象の水元組の専属刺青彫師ホリーだった。
組織交代にこそ潜入の目的があり、この儀式には専属刺青彫師が必要であるためホリーの護衛することになるのだが…
感想Review
ゴースト・イン・ザ・シェルの脚本担当もあり、電脳な世界観で表現される美しい描写があるね。
現代の端末操作・機能をこの世界観ならでは表現するところもスッと理解できて気持ち良い。
例えば3人集まり仕事の依頼内容を確認する場面があるけど、そこでは1人を強制的にミュートするなど細かなお遊びがみられる。
現実のコロナの影響によりWEB会議が当たり前になり、そこで行われていることをよりリアルに行っている感じ。
VR Chatでこのあたり既に近いところまで経験されている方もいらっしゃるから、突飛なことでもないのもそう感じる理由かな。
アクションに関しても煙幕の演出やスピード感、そして刺客として送られる不気味なニンジャスリーブの存在もあり、この作品ならではを楽しめた。
また、各キャラクターも個性があるのは言っておきたい。
色々書いてしまうと未見の方の楽しみがなくなるが、1人を上げるなら鴎外の存在が私のお気に入りかな。
ホログラムなんだけど彼に持たせている権限セット、ロールなど細かく言えばどういう設定なのか気になるよね。
そしてなんと言っても1時間14分という短さ!
この短時間でまとまり、多くの要素を盛り込むことで世界観をきっちり構築させて、視聴者に認識させているのは本当に素晴らしい。
割と面白いのハードルは私は低いほうなんだけど、オリジナル作品の中には結末が描かれていない尻切れ蜻蛉もあるんだよね。その後どうなったか、それは視聴者の想像に後はお任せします、のような。
(勿論、製作者側の意図はそうじゃないかもしれないけど、捉え方は人それぞれなので…)
そういう作品と比較してもやはりこの短時間で世界観、アクション、ストーリーを詰め込んだ本作はおススメに値すると思う。
Netflixで是非ご覧ください。